立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い
兵庫県の斎藤元彦知事(47)の公職選挙違反疑惑の騒動を巡り、斎藤知事に匹敵するほど注目を集めているのが「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)だ。
知事選に立候補した立花氏は「自分の当選は目的としない」と公言。選挙期間中の街頭演説では斎藤知事の支持を訴えたほか、県議会百条委員会委員長の奥谷謙一議員(39)の自宅兼事務所前に押し掛けてマイクを握り、「出てこい」などと挑発的な街宣活動を展開した。
奥谷氏は立花氏がSNSで《奥谷氏は悪人であり、告発文書を作成した県の元幹部が死亡した原因を隠ぺいした》という趣旨の虚偽の内容を投稿され名誉を毀損されたとして、県警に告訴状を提出。さらに自宅兼事務所前での街宣についても脅迫容疑などで刑事告訴を検討しているという。
立花氏は知事選の投開票日から約2週間たった11月下旬には、斎藤知事のパワハラ疑惑などの告発文書を作成し、その後、自殺した県幹部の男性職員のPCの中身と称する動画を公開。さらに斎藤知事を公選法違反の疑いで県警や検察に告発状を提出した元検事の郷原信郎弁護士(69)に対し、「完全な虚偽告訴罪だと思料します」として訴える意向を示すなど、その言動は先鋭化するばかりだ。