既婚者マチアプが大盛況。更年期=女の終わりにあらず、恋も人生もアップデートしたい40代女性の決意
更年期=女の終わり?それとも私たちの再スタート
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
今回は「更年期」について考えてみました。
【解消されない夫婦のモヤモヤ】
現在41歳。まだ更年期特有の症状はないものの、そろそろ「来るかもしれないな」と心の準備を始めている年頃です。
“更年期”という言葉にはどこかネガティブな響きがありませんか?
「女性としての役割を終えた年齢」「老化の始まり」「不調に悩まされる時期」…実際私もそのようなイメージを持っていました。
でも、周りを見渡してみると、40代・50代でも若々しく、自分の人生を楽しんでいる女性がたくさんいます。
むしろ子育てや仕事の責任から少しずつ解放されて、ようやく「自分の人生を取り戻せる」フェーズに入ったような、そんな印象すらあります。
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更年期こそ自分の体と向き合うとき
更年期は一般的に、45歳から55歳頃にかけて訪れるとされています。
この時期には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することで、ほてりや発汗、気分の浮き沈み、疲れやすさなど、心身のさまざまな不調が現れることがあります。
「更年期=つらい時期」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、最近ではサプリメントや漢方、ホルモン補充療法など、対処法も幅広く選べるようになってきました。
更年期というと不調に振り回される年齢と思いがちですが、自分の心と身体に耳を傾けて向き合う時がきた、と捉えるべきなのかもしれません。
40代・50代はまだまだ“現役”
既婚者マッチングアプリ「ヒールメイト」の利用者が30万人を突破したというニュースが話題になるほど、この年代でも恋愛にアクティブな人が増えています。
不倫の是非についてはここでは触れませんが、それだけ“もう一度恋をしたい”と願う女性が多いということなのかもしれません。
これまで家庭や仕事のために、たくさんの時間やエネルギーを犠牲にしてきた女性たち。そんな彼女たちが「今度こそ、自分のために生きたい」と思うのは、自然な流れではないでしょうか。もちろん「もう男はいらない、自分の好きなように生きたい」という選択も素敵です。
恋愛に進むも、推し活に没頭するもよし。旅に出るも、資格を取るも、趣味に生きるも、すべてが“自分のため”にできる時代になったからこそ、更年期は“終わり”ではなく「自分を生きる始まり」だと感じます。
更年期世代をターゲットにしたサービスの可能性
美容、健康、恋愛、キャリア…。この世代を対象とした商品やサービスは、今後ますます需要が高まっていくと思います。
前述した通り、既婚者向けのマッチングアプリも盛り上がりを見せており、「もう一度恋がしたい」と思う女性が、想像以上に多いことがわかります。
一方で、恋愛に限らず今後は40代・50代女性を対象にしたマッチングサービスがさらに増えてくるのではないでしょうか。
趣味を共有できるサークル型の交流や、気軽なオンラインおしゃべりを楽しめる場など、「恋愛だけではないつながり」を求める声は確実に増えています。
「恋がしたい」「新しい出会いがほしい」と思う人もいれば、「日常にちょっとした刺激がほしい」「共通の話題で話せる仲間がほしい」と感じている人も多いのがこの年代。子育てがひと段落した今だからこそ、もう一度、自分の世界を広げるチャンスと捉える女性が増えているのです。
“更年期”をキーワードに、もっと明るく前向きな商品やサービスが増えてほしい。そう思っています。
(豆木メイ/フリーライター)