ネクストミーツ 佐々木英之社長(1)植物性焼き肉を開発した“代替肉”ベンチャー

公開日: 更新日:

■食品開発の経験ゼロからのスタート

 2人は、深圳を本拠地にした事業を続けながらも、代替肉ビジネスを始めるための下準備に取りかかった。とはいうものの、2人とも食品開発の経験は皆無。まさに手探り状態からのスタートだった。

「とにかく自分たちでいろいろ調べて、動いて、手を動かして、という感じですね」

 専門家を探して話を聞いて、原理が分かってきたところで、工場と話を詰めて、試作品作りに取り組んだ。ヘルシーなだけではなく、味でも選ばれるような商品を作りたい。

 特にこだわったのは食感だ。欧米はもちろん、国内でもいくつかの大手食品メーカーが代替肉を販売するようになっていたが、そのほとんどはハンバーグなどミンチ状の商品だった。

「スライス状で歯応えのある、焼き肉として使えるものを作りたいというのがありました」と、佐々木は語る。

 代替肉は、簡単に言うと、油分を抜いて粉末状にした大豆を熱や圧力をかけて形成する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”