著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

公開日: 更新日:

 スーパーバリューの24年2月期の売上高は前期比3.3%増の700億円と少し回復するが、最終損益は22億円の赤字となった。23年2月期の19億円の赤字から拡大した。

 買収したスーパーバリューが上場会社だから、親会社、OICグループも財務内容を開示している。資本金1000万円で創業家の資産管理会社が100%保有。23年2月期の売上高は子会社からの店舗管理収入や手数料収入を中心に104億円、営業利益25億円、純利益26億円。長期借入金は61億円あるが自己資本が79億円、自己資本比率は26.4%と健全経営である。

■道場六三郎事務所、アキダイを買収

 21年12月、テレビでお馴染みの“和の鉄人”こと道場六三郎氏の会社、和席・懐石料理、道場六三郎事務所を買収した。

 23年3月、東京の青果物主力のローカルチェーン、アキダイを買収している。社長の秋葉弘道氏は毎日のようにテレビの報道番組で、その日に安い青果物を紹介してくれる人として有名で、アキダイに「日本一有名な八百屋」という名前がついた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情