米大統領選で株価はどう動くのか? 経験則を調べてみると…

公開日: 更新日:

 ダウ平均のデータが遡れる1896年のマッキンリー大統領からトランプ前大統領までの全31回のうち、共和党の大統領は17回、民主党は14回だった。任期4年通年でみた場合、共和党大統領の上昇確率は70.6%、民主党大統領は78.6%と、どちらの政党であっても任期中にダウ平均が上昇する確率は高い。

 このデータで注目点をひとつお教えしたい。今回、トランプの復活なるかが焦点だが、大統領で政党が変わると、株価はどう動くのか。選挙の年と翌年で株価の騰落が逆転する現象が起きる。つまり、前大統領の4年目が上昇なら新大統領の1年目は下落という動きが多くみられるのだ。上記の全31回で、政権政党が交代したのは12回だが、うち株価の騰落が逆転したことは9回もある。

 トランプが復活した場合、11月以降、ダウ平均が急上昇しても、来年は下落する確率が高い。そんな経験則を覚えておくのも損にはならないだろう。 (丸)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」