【独自】自民・世耕弘成氏が裏金で高級シャンパン「ドンペリ」購入 “泡”と消えたのは45万円也!
週末のクリスマスに…
豪快な買い物だが、原資は裏金だ。しかも、いずれの領収書にも宛名の記入がなく、本当に紀成会が使用したのかは証明できない。世耕氏のプライベートな支出を同会に振り替えた場合、新たに政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いが生じる。
すこぶる怪しいのが、21年12月24日の支出だ。領収書によると、国会にほど近い家電量販店の酒売り場で午後3時51分に「ドンペリニヨン」1本を購入。2万3480円を現金で支払った。同年のクリスマスイブは金曜日だった。週末のイブ、誰にドンペリを贈ったのか。ひょっとして世耕本人が誰かとグラスを傾け、裏金が「泡」と消えたのか──。世耕事務所に贈答品の贈り先などを示すよう求めたが、期日までに回答はなかった。
「ドンペリ贈呈は『政治活動』とは一般には考えられません。仮に選挙区内の有権者に贈っていれば公選法違反罪に問われます。政治資金規正法の改正を議論する以前の問題で、国民の金銭感覚と大きくかけ離れています。『政治にはカネがかかる』と言いながら、政党交付金や企業・団体献金、政治資金パーティー収入などを得て、カネが有り余っているから、こんなムダ遣いの余裕が生まれる。法改正で献金やパーティーなど『入り』を厳格に正さなければ、非常識な支出はなくなりません」(裏金事件を刑事告発した神戸学院大教授・上脇博之氏)
■国産ワインの保護と振興はどうした?
ちなみに、世耕氏は国産ワインの保護・振興を目指す「ワイン法制に関する勉強会」の代表だ。そのクセ、裏金で購入するのは海外産の高級シャンパンばかり。とことん、信用の置けない「裏金ドンペリおじさん」である。