有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

西友(上)北海道・九州から撤退…道内9店舗を手に入れたイオン北海道の狙い

公開日: 更新日:

 イオンは大型ショッピングモール「イオンモール」を核に小型スーパーを配置している。対するイズミは大型ショッピングモール「ゆめタウン」を軸にサニーを配置し対抗することになる。

 イズミのバックには、セブン&アイ・ホールディングスが付いている。イズミの創業者、故・山西義政氏(20年に97歳で死去)と、イトーヨーカ堂の創業者、故・伊藤雅俊氏(23年に98歳で死去)は同じ釜の飯を食った仲間だ。山西氏の自著「ゆめタウンの男」(プレジデント社)の表紙に、戦友の伊藤氏が推薦文を寄稿している。

 イズミはセブン&アイと業務提携し、セブン&アイグループとして商品開発、店舗展開を行っている。

 福岡を舞台にイオンとイズミ=セブン&アイがガチンコ勝負を繰り広げることになる。

 西友はなぜ、北海道と九州から撤退するのか。=つづく

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