アールケイエンタープライズ 原幸雄代表(1)ブランド品リユース店「ロデオドライブ」を運営

公開日: 更新日:

 現在、アールケイエンタープライズではブランド品の買い取り・販売店「ロデオドライブ」の運営をはじめ、質業やオークション事業、修理事業などリユースに関するさまざまな事業を展開している。しかし、法人化から2年後の1956年に原氏が生まれた時は、まだ横浜の自宅に併設された小さな店舗だったという。

「当時、横浜市内には市電が走っていて、うちは根岸橋という停留所から近い、滝頭地区の国道沿いにある少し珍しい質屋でした。誰しも品物を預けてお金を借りるところなんて他人に見られたくないですから、質屋は裏通りにひっそりとあるのが一般的。しかし、父は人通りの多い表通りに店を構えたんです」

 滝頭地区は戦災を免れ、移住者が多い地域だったことから店は繁盛し、やがて伊勢佐木町商店街の近くに支店を出した。原氏が中学に上がった頃に本店を支店に統合するが、その店舗もやはり表通りにあったという。インターネットがなかった時代、認知向上のための立地戦略は重要だったのかもしれない。

「ただ、出入り口は表と裏の2カ所に設けていました。質屋を利用する事情は人それぞれ。なるべく多くのお客さまに配慮したいと、複数の動線をつくったようです。物事を多面的に見る父の経営者としての考え方には強い影響を受けています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動