著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「アメリカの戦略」ドライなコスト計算を支えた納税者への報告義務

公開日: 更新日:
来襲した米軍のB29爆撃機に浴びせられた高射砲の弾幕(C)共同通信社

 アメリカの軍事指導者は、最初は確かに軍事爆撃を進めていたが、軍事の指導者の間には、日本の軍事産業は大企業型の工場での航空機生産は限られていて、都市に集中した家内制工場のような町工場での生産が多い。それゆえに都市そのものが爆撃の対象にならなければとの論が常にあった。いわば都市の無…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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