石油の禁輸措置により、将校たちは開戦の動きに興奮していった
近衛文麿首相はアメリカが危険視している松岡洋右を内閣から追い出したので、日米交渉は支障なく進むと考えた。ところがアメリカ側はそれほど甘くはなかった。新外相の豊田貞次郎に関してはそれなりの評価をしたが、実は豊田外相の立場より陸海軍の対米強硬派の動きに注目していたのである。もしこの…
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