江橋慎四郎は「当時は情報の閉鎖社会であり、完全に管理された社会でした」と語った
出陣学徒壮行会で、出陣していく学徒を代表して「答辞」を読んだのは、東京帝大文学部の江橋慎四郎である。江橋は戦後社会で、このときの心情やら、答辞の内容についてほとんど口を開かなかった。しかしその証言を歴史の年譜に刻んでおくことは「戦争と知性」という視点でも極めて重要なことであった…
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