鈴木貫太郎は「軍人は政治に干与せざるべし」の筋を通そうとした
![陸軍特別大演習後の地方巡視で、鹿児島県の霧島神宮を参拝した昭和天皇(左)と随行した鈴木貫太郎侍従長(中、右は本庄繁侍従武官長)=1935年11月16日/(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/336/688/afc3e805c63f756245a5ce6f9aa9506720240226122901459_262_262.jpg)
昭和天皇は、最側近の鈴木貫太郎に内閣の組閣を命ずる。しかし鈴木は「(私は)一介の武弁、従来政界に何の交渉もなく(略)『軍人は政治に干与せざるべし』との明治天皇の御聖諭をそのまま奉じて参りました」と断った。天皇は、もう人がいない、そこを曲げて頼む、と懇願している。これは歴史的なや…
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