二重性を持っていたクーデター計画
昭和天皇は、東條英機を信用しなくなったことを直接口にしていない。その理由は、戦後すぐに側近たちに語りおろした「昭和天皇独白録」を読むとある程度うかがえる。天皇は、東條がいくつものポストを抱えて、そして戦時指導をひとりで担うがごときの振る舞いに次第に傾いていくことに、不信と不安を…
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