「きけわだつみのこえ」(8)シンガポールで処刑された京大生兵士
「きけわだつみのこえ」が、戦後社会のベストセラーになった理由は、すぐに幾つか指摘できる。しかし真の背景は、単純な怒りとか戦争の残酷さという次元の問題ではなく、軍事国家を担う軍事指導者たちの人間観にあることがわかってくる。このシリーズは、戦後社会のベストセラーを論じるのが目的なのだ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,096文字/全文1,236文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】