自公維の政調会長が“自縄自爆”…吉村代表のメンツたて「1人5000円以下」会食で永田町の笑いもの
少数与党と野党が来る日も来る日も腹を探り合っている。自民党と公明党、それに日本維新の会の政調会長が29日、都内で会食。2025年度予算案の今年度内成立を期す与党、賛成する見返りに高校授業料無償化や社会保険料引き下げをねじ込みたい維新が「平場で話そ!」とばかりに河岸を変えたわけだが、カネにうるさい維新側の振る舞いが永田町で笑いものになっている。
「会場選びにあたり、維新の青柳政調会長が自民の小野寺政調会長に〈1人5000円以下で〉とお願いしたそうです。先月の党代表選を制した吉村大阪府知事は『永田町文化を変える政党』を掲げ、政調会長代行だった青柳氏を引き上げた。旧執行部を散々批判してきた手前、吉村代表の顔を潰さないよう有言実行にこだわったというわけです」(与党関係者)
衆院選惨敗が引き金となった先月の代表選で、吉村代表は「『飲み食い政治』は壊していく」と馬場前代表をあてこすって圧勝。選挙戦では「民間であれば飲食を伴う会議費は5000円という一般的なルールもある」と説教を垂れ、他党議員らとの会食は1人5000円を原則とし、超える場合は党で参加者や目的をチェックする考えも表明。「他党が維新を誘うときは5000円までだから、5000円の店にしてください。僕が代表になればルールとして定めたいと思います」と力んでいた。