たった330円のチップがあれよあれよと613万円に! 米で失意の配達員を救った警官の粋な計らい
人生何が幸いするか分からない──。
米インディアナ州ブラウンズバーグのピザ店「ロックスター・ピザ」配達員のコナー・ステファノフさんは1月10日、あるお金持ちの家から計40ドル(約6200円)のピザの注文を受けた。
その日は大雪で、最低気温がマイナス8.9度。おまけに途中までは車で行けたが、最後の800メートルは通行止めで、徒歩での配達となった。
プロ根性があるコナーさんは何とかピザを配達。しかし、もらったチップはたった2ドル15セント(約330円)! 米国のチップは通常15~20%で、通常配達でも6~8ドルが相場。コナーさんのシビアな配達状況を考えれば10~20ドルでもおかしくなかったのに……。
がっかりして雪道を歩いて車に戻るコナーさんに、近くで立ち往生した車の対処をしていた警察官のリチャード・クレイグさんが気づいた。そして事情を聞いて「金持ちのくせに、なんて恥知らずな連中だ!」と激怒。
まず自分が持っていた15ドル(約2300円)を渡し、さらにその場の状況を撮影。自身のTikTokに投稿して事情を説明し、コナーさんのためにGoFundMeのサイトを立ち上げ、寄付を呼びかけたのだ。
反響と共感は圧倒的で、寄付額は日本時間1月28日現在、なんと3万9478ドル(約613万円)に達している。