税収は過去最高でも国民に還元する気なし…《石破さん、今、還元しないでいつやるのさ》とフルボッコ
石破茂首相(67)が3日の衆院予算委員会で、「年収103万円の壁」の引き上げを求めている国民民主党が「大幅な税収増」分の国民への還元を求めていることに言及。「国民の皆様に(税収増分を)お返しできるような状況かといえば、全然そうではない」 「できるものならお返ししたいが、今の状況はなかなかそれを許すような状態ではない」と否定的な答弁をしたことに対し、SNS上で批判の声が今もなお広がり続けている。
政府が昨年末に閣議決定した2025年度予算案では、一般会計の税収を78兆4400億円と過去最高を見込んだ。補正予算時に見積もった24年度通年の税収(73兆4350億円)を上回り、6年連続で過去最高を更新。財務省が3日に公表した、24年12月の一般会計税収も前年同月比4.3%増の4兆2204億円と好調で、消費税は19.1%増の1兆5290億円だった。
税収が過去最高を更新し続けているのであれば、庶民が少しぐらい還元してほしいと願うのは当然だろう。とりわけ今は物価高と資源高が家計を圧迫しており、昨年12月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が109.6となり、前年同月より3.0%も上昇。3%台の伸びは1年4カ月ぶりだ。