タイで拘束の男を強制送還…コトの発端は特殊詐欺リクルーター同士の「内輪モメ」だった

公開日: 更新日:

 今回の逮捕容疑は昨年8月、藤沼容疑者を含む男4人が大阪市の路上で知人男性(当時26)を車に乗せて誘拐し、スタンガンで電気を流すなどして監禁したというもの。

「藤沼らは電話で男性を呼び出し、走行中の車内や被害者宅で殴る蹴るの暴行を加え、体にスタンガンを押し当てた。男性の自宅にあった現金260万円、暗号資産240万円相当、高級腕時計を奪った」(捜査関係者)

■事件後も国内外を堂々と行き来

 府警は昨年11月、事件に関わったとして4人のうちの1人、職業不詳の竹本竣容疑者(29)を逮捕。竹本容疑者は府警の調べに「中国人から依頼を受け、日本人を調達し、カンボジアに派遣していた」と供述。残り2人については1人が海外、もう1人が国内で逃亡中だ。

 藤沼容疑者は事件後、海外に「高飛び」。タイとカンボジア、タイとミャンマーの2国間を頻繁に行き来し、日本人をアジア各地の詐欺拠点に送り込んでいた。

 その間、大胆にも日本にも複数回帰国していた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ