大砂嵐がやっと白星も…角界に「外国人部屋」待望論

公開日: 更新日:

大相撲九州場所 3日目>

 エジプト人力士が苦しんでいる。
 大相撲九州場所3日目、新入幕の大砂嵐(21)が千代鳳を上手投げ。出だしから2連敗のあと、ようやく初日が出た。

 この日も腕力頼みの投げで勝ったように、大砂嵐が悩んでいるのが腰高の相撲だ。足が長いだけに、どうしても重心が高くなる。今場所前は欠点克服のため、中腰の姿勢を保ったままハンマーでタイヤを叩くなどの特訓をしていた。

 先場所中のラマダン(断食月)を別にしても、環境面での悩みも尽きない。言葉は上達しているものの、なにせ慣れない日本。気分転換に外出しようとしたところ、師匠の大嶽親方(元十両大竜)に「相撲と関係ない場所に行くな」と一喝された。現在、外国人力士は1部屋1人と決まっているので、苦しみを分かち合う相手もいない。あの白鵬ですら、
 「私が入門した時は1部屋に外国人は2人までだったので、龍皇というモンゴル人の先輩がいた。あの人がいなかったら、とっくに相撲をやめていた」と言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方