条件高騰の大竹、中田賢は本当にそれほどの選手か?
ウハウハはもうひとり。FA宣言している中日の中田賢一(31)の条件も高騰している。
17日、名古屋市内で阪神と初交渉。こちらは4年5億円超の条件に加え、エースナンバーの背番号18、先発での起用方針を確約された。すでにソフトバンクとの交渉を終えている。こちらは4年最大10億円程度を提示されたとみられる。
阪神の中村GMはこの日、「打倒巨人を飛び越えて日本一になりたい。君の力を貸してくれ」と平身低頭で口説いたが、ちょっと待てだ。果たして中田はそこまでの投手か。今季途中から中継ぎに配置転換され、4勝6敗。プロ9年間での通算成績は61勝51敗で、2ケタ勝利は07年の1度しか経験していない。「18」を簡単に差し出す阪神、年俸7000万円の投手に総額10億円なんて法外な額をブラ下げるソフトバンクも異常である。
大竹だってそうだ。2年連続2ケタ勝利といっても、今季は10勝10敗。右肩の故障歴もあり、プロ12年間で通算74勝78敗と負け越している。
その程度の投手に、エース級の札束が乱れ飛び、各球団幹部たちが歯の浮くような美辞麗句を並べて、ペコペコと媚びへつらう。呆れるのを通り越して滑稽に見えてくる。