スカウト憂き目…巨人“豪華先発陣”に逃げ出す目玉候補たち

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「先発が足りないと思っている。今年は先発陣を中5日で回す可能性が高い」
 巨人の川口和久投手総合コーチ(54)が、去る16日のスタッフ会議後にこう明言した。

「どこが足りないんだ!あふれ返ってるじゃないか!」と他球団はやっかむものの、当事者はとにかく不安らしく、先発ローテを5人で回すというのだ。となると、内海、菅野、大竹、杉内、韓国球界で最多勝を獲得した新外国人のセドンでほぼ決まり。さるチーム関係者によると、先発5人制は「沢村の中継ぎありき」とこう続ける。

「昨季の後半戦で中継ぎに転向した沢村は首脳陣に、先発よりリリーフに適性があると判断されている。ただ、本人が先発に強くこだわっていることもあって、原監督が『先発で競争』としているだけ。先発が5枚なら、誰かが故障でもしない限り、沢村は厳しい。頑固な沢村を納得させた上で中継ぎに配置するための川口コーチ案ともっぱらなんです」

 昨季の開幕投手の宮国はキャンプ二軍スタートが決定。有望株の19歳左腕の今村ら、若手にとっては夢も希望もないキャンプになりそうだ。そんなブ厚い巨大戦力は、今秋のドラフト戦線にも影を落としている。

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