身内からも限界説…キレがない巨人・杉内は“ただの人”
昨年は11勝6敗、防御率3.35。2ケタ勝利で体裁は整えたものの、日本シリーズで2敗を喫するなど、前年と同じように終盤に失速した。チーム内でも「球速は140キロ前後でも、キレが抜群の真っすぐが杉内の生命線。それがなければ『ただの人』と言っちゃあなんだけど、決め球のスライダーもチェンジアップも威力が半減する」と言われるようになった。
本人もこの日、「ブルペンでは良かったけど、試合になって投げ急いでしまった。いつも通りの打たれ方。真っすぐのキレだったり、回転だったり…」と自覚しているのが救いとはいえ、そのキレを取り戻すのをテーマに1カ月間のキャンプを過ごし、その結果がこれでは、原監督でなくとも不安になる。