レースで調整する選手といえば、マラソンの公務員ランナー・川内優輝(埼玉県庁)が有名。公務員という職業柄、練習時間に制約がある。そのため距離の長短はあるものの、冬場のシーズンは毎週のようにレースに出場している。
萩野は昨年、招待試合で全種目にエントリーし、2日間で10種目をこなしたことがある。日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「ただ、出場するだけになってしまうから、レースは選ばないと」と慎重な姿勢を崩さないものの、本人は「大変なことですが、ジャパンオープンでも10種目に出ろと言われればやりますよ」と前向きだ。