白鵬も伸び伸び…大相撲は「モンゴル3強時代」が10年続く

公開日: 更新日:

 白鵬の高笑いが聞こえてきそうだ。11日に開幕した大相撲夏場所。白鵬、日馬富士鶴竜という前代未聞の外国人3横綱となった。

「いい加減に日本人力士も出てこい」と、ファンもウンザリしているだろうが、残念ながら「モンゴル3強時代」は数年、いや、もしかすると10年は続きそうだ。

 10日に白鵬は、「(横綱が3人になったことで)余裕をもって伸び伸びやれるんじゃないか」と話していた。

 1人横綱時代は常に優勝のプレッシャーにさらされていた。鶴竜の昇進で責任は3等分される。しかも、白鵬にとって日馬富士と鶴竜は子分のようなもの。チンギスハンの時代から、モンゴルには「強い者が正しい」という風潮がある。年齢では日馬富士が1歳上でも、力士としては白鵬の方が格上。今後、誰がどこで優勝するかは白鵬の胸ひとつなのだ。

 初日の3横綱は日馬富士だけが黒星。以前なら「仕方ない。オレが勝つしかないか」と重い腰を上げていた白鵬だが、今場所からは鶴竜もいる。心身に負担がかからず「伸び伸び」できるというわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方