おいおい、プロ野球でも「特定秘密保護法」か?
言い得て妙なり。試合終了まで情報は何も伝えられなかった。大差で勝って野手を出迎えるために大谷がやっとベンチ裏から出てきたが、栗山監督が後ろから厳しい表情で二言三言、これに「はい!」と答えたが、ヒーローインタビューでも、「夏に向けてキレが出てきたので頑張りたい」とは言ったが、なぜ突然の交代かはインタビュアーも尋ねなかった。ベンチに引っ込む際は、軽く足を引きずる下半身がテレビで大写しになった。こりゃどう解釈すればいいんだ? なんも言わんが察しろということか? 何を察すればよいのだ?
■堂々と情報出して
翌日のスポーツ面で「大谷、本塁クロスプレーの際に左足首を捻挫。症状は軽い」と出るまで、ファンは置いてけぼりにされた。おいおい、よしてくれやい。
「大谷がなぜ途中交代かは一切話すな! あらぬ噂はマズい」
上層部の情報操作、箝口(かんこう)令、連想できる言葉は何やらうすら寒い。
確かに金のたまごをどう扱うかは難しかろうよ。
「ホームのクロスプレーでケガ? だから二刀流はよせと言ったんだ。二兎を追う者は一兎をも得ずと言うだろ!」