代表選手に容赦ないブーイング…日本がブラジルに学ぶこと

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 ブラジルの歴史的大敗の怒りは、同国のルセフ大統領(66)にも向けられている。このW杯の開催には約280億レアル(約1兆2856億円)という巨額の費用がかかっている。医療や教育、インフラ整備を置き去りにしての税金投入に、多くの国民はデモやストライキを繰り返してきた。代表チームの敗退により国民の政権批判が強まるのは必至だ。

■日本には真のスポーツマスコミも存在しない

 開幕前の扇動報道もひどかった。1次リーグ最終戦のコロンビア戦前も、日本代表が奇跡を起こし、決勝トーナメントへ進むかのような報道が氾濫した。

「あれは敗戦確実なのに本土決戦を煽った戦時中の大本営発表となにが違うのか、とイヤな気分になった。テレビも新聞もみんなが応援団です。それが、スポーツの世界のみならず、一般社会でも同じようなことが起きている。物凄い危険なことだと思います」(前出の吉川氏)

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