観客動員は阪神にとってシビアな問題だ。前半戦終了時点でセ・リーグ最悪となる前年比2・4%減。7月2日のヤクルト戦では2万9202人と、実数発表となった05年以降初の、7月での3万人割れとなった。3日現在、昨年とほぼ同数まで盛り返したが、10年を最後に年間300万人割れが続く。
球宴休み中の7月23日に行われた親会社・阪神電鉄の定例報告会では、観客減が議題に上がり、坂井オーナーは「お客さんが少し減っているのが心配。8月中には何か策を考えないといけない」と、危機感を募らせていた。中止による損失は今季の大きな話題になるかもしれない。