チームはプレーオフ微妙も…マー君が復帰へ急加速の理由

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 田中の離脱が発表された直後、ジーターは「手術しないということはまだ(今季に)望みがあるということ。できるだけ早く健康になって戻ってきてほしい」とコメントした。

 今春のフロリダキャンプ。右も左もわからない田中を「マークン、マークン」と呼んでかわいがったのは野手ではジーターだった。そのジーターは田中に「彼は日本の公式戦で一度も負けなかった投手だ。野球に関していえば彼が何かを変える必要はない。メジャーへのアジャストより、いかに自分自身を最後までコントロールできるかが重要だ」「ヤンキースは周囲のプレッシャーがスゴいと言うけど、それはどこでも一緒。タナカだってこれまでヤンキースで受けるような取材を日本で受けてきたし、いまも見る限りではボクら以上に注目されている。ここでも同じようにやれると思うよ」などと人を介してアドバイス。数々の助言は結果として前半戦だけで12勝という数字につながった。

 そのキャプテンが「早く戻ってきてほしい」とエールを送り、チーム状況が芳しくない中、プレーオフ目指して泥にまみれている。今年は最後まであきらめないというチーム事情はもちろん、キャプテンに有終の美を飾ってもらいたいとの個人的な思いも「復帰」を加速させそうだ。

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