高校時代の恩師が語る マー君の「故障までの3カ月と今後」

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「故障を完治させ、一日でも早く戦列に戻って欲しい」――。

「右肘内側側副靱帯の部分断裂」で故障者リスト(DL)入りしたヤンキース・田中将大(25)の早期回復を願っているのが駒大苫小牧高校時代の恩師である香田誉士史氏(現西部ガス野球部コーチ)だ。メジャー移籍後は連絡を取り合っていないというものの、登板した試合はニュースなどで欠かさずチェックしているとか。香田氏に前半戦の田中について聞いた。

――デビュー戦からの活躍をどう見ていましたか?

「日本で投げていたのと同様に、試合をつくるところは、さすがだなと見ていました。4、5月はメジャーのスタイルにも対応しているし、うまい具合に変化球を使っていた。(メジャー公認球や傾斜のきついマウンドに)適応していたようだし、順応性の高さを証明したと思います」

――マウンド上での不安は感じませんでしたか?

「中4日の速いペースでマウンドに上がるだけに、体調管理が厳しい中、本人は多少、何らかの不安を抱えながら、投げていたとは思いますね。思ったように投げられなかった時は、明らかに不満そうな表情をしていることもありましたから」

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