「アマガエルキャンペーン」にしか見えぬ、阪神の真みどりユニホーム
最近プロ野球各チームの選手が着ている期間限定ユニホームにひとこと。復刻版はよしとして、巨人の「真オレンジ」なんぞ、気前よく観客全員に着せるからスタンド全体が熟れすぎたみかん畑みたいになって、うるさすぎて目に悪い。阪神なんぞ開いた口がふさがらぬ。「真みどり」に脇が「黄色」。この途方もない色使いは何だ何だ!
夏休み、満を持して甲子園に行った野球少年たちには漏れなく「真みどり」のジャージーTシャツが配られたのだ。子どもたちは「真みどり」のジャージーを、伝統ある阪神タイガースにもらったユニホームレプリカとして一生の宝ものにするか? 陳腐にしてセンスのかけらもないしろもの。
商店街の、たとえば八百辰商店あたりが言い出しっぺとなったとして、草野球で悪目立ちしたくて作ったユニホームにありがち。胸にはアルファベットで「YAOTATSU」とあるが、かあちゃんがワッペン生地を切り張りしてアイロンで押し当てたに違いない素人でもやらないロゴデザイン(別に八百屋に恨みがあるわけではない。ありそうな例として使った。日刊ゲンダイを毎日読んでいる八百屋のおやっさんがいるならゴメンな)。