好調続くDeNA三浦 “奮投”の理由は「愛馬」にあり?
DeNAの右腕・三浦大輔(40)が、ここにきて「奮投」を続けている。プロ23年目の今季は投手コーチを兼任。開幕から3試合に先発し0勝2敗。二軍落ちから6月に再昇格しても2連敗で再び二軍へ逆戻りした。
ところが7月に戦列復帰すると、そこから別人のように白星を量産。昨28日の中日戦は勝敗が付かなかったものの、ここまで5連勝だ。
09年に11勝を挙げて以来、2ケタ勝利を挙げていない。年俸1億8000万円の「おっさん右腕」がコーチ兼任となれば、それは今季限りの「肩たたき」とも受け取れる。でも三浦には、現役を1年でも長く続けたい理由がある。
■年間1500万円もの負担
三浦は現在、JRAに所有馬2頭(リーゼントブルース・牡5、リーゼントロック・牡3)を持つ馬主でもある。毎月数万円程度の費用で済む一口馬主ならともかく、一般馬主は毎年、所有馬管理に莫大なカネがかかる。普通は馬1頭につき厩舎への預託金やカイバ(餌)代などを含め、月60万円程度。年間維持費は約720万円に上る。三浦は2頭を所有するため、年間約1500万円も負担していることになる。所有馬がレースに出走すれば、出走手当の他に賞金を稼ぐ可能性はあるものの、引退したプロ野球選手が長年続けられる道楽ではない。