DeNAバルディリス “恩人”岡田氏監督復帰なら阪神入りも
そこへ顔を出すのが阪神である。あるOBが言う。
「阪神は和田監督が退任すれば、元監督の岡田彰布の再登板が実現する可能性がある。そうなれば岡田がバル獲得を希望するだろう。何しろバルにとって、岡田は大恩人だからね。08年、阪神に育成選手で入団した時の監督が岡田で、同年に支配下選手に引き上げられた。09年限りで阪神を自由契約となるも、オリックス監督だった岡田が引き取った。300万円だった年俸は今や1億5000万円。ジャパニーズドリームが実現したのは岡田のおかげといえるからです」
阪神は、アスレチックス2Aの中島裕之の獲得調査に乗り出し、三塁で起用する構想もある。だが、メジャー帰りの選手は失敗続き。城島が4年契約を結んだものの1年間しか働けず、西岡、福留、建山も額面どおりの活躍をしているとは言い難い。今年の親会社の株主総会では株主から、「大リーグで使えなくなった選手たちに多額の費用をかけて買いあさっている。金でチームをつくるようなマネをやめてもらいたい」と批判を食らっている。中島を獲得すれば失敗は許されないだけに、二の足を踏むことも考えられる。