三塁でGグラブも…巨人村田「阿部と一塁併用」の仰天プラン
巨人の村田修一(33)が7日、2年連続で三塁手部門でのゴールデングラブ賞に選出された。他には今季限りで捕手を廃業する阿部がその捕手部門で選ばれたものの、常連だった長野が落選するなど、巨人からは2人だけという寂しい現実を突きつけられた。
川相ヘッドコーチが「村田の守備に何度助けられたか」と言う、安定した守備力で文句なしの選出。一方、4番でスタートした打撃の方は打率.256とさっぱりで、一時は8番に打順が下がるなど苦悩した。チーム内外から皮肉の意味を込めて「守備の人」と言われることに、元本塁打王は納得していない。
■若手や補強組との争いに
しかし、もっと納得していないのが他ならぬ原監督だ。来季は成長著しい中井大介(24)が三塁に専念。高校通算73本塁打のドラ1ルーキー、智弁学園・岡本和真(18)も三塁で育成される。
そんな中、原監督は仰天プランを温めているという。某球団関係者が言う。
「二塁、遊撃、三塁ができるグリエルやアスレチックスの中島などの補強の成否にもよるが、FA1年目を打率.252で終えた片岡が守った二塁は横一線。それどころか、ここ2年は打率3割を大きく割って(今季.279)停滞気味の遊撃・坂本、そして、三塁の村田の内野3ポジションを補強組と争わせる構想がある。村田が三塁からあぶれたら、一塁で阿部と併用というものです」