石川遼の「実力不足」 B・ワトソンと同組でまざまざ露呈

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 一方、この大会を2度制している石川はショットは曲がり、パットも不調。6番では2打目をグリーン左横に運びながら、3打目のアプローチはピンをオーバー。グリーンから転がり落ちての池ポチャはギャラリーのため息を誘った。

 1オーバー、40位タイと出遅れた石川はワトソンについて、「ドライバーの飛距離は規格外。枯れている日本のラフに対して、フライヤーするかしないかを判断し、感触を合わせてくるのはすごい」と絶賛した。現地で取材する宮崎紘一氏(評論家)がこう言う。

「ワトソンは練習ラウンドの時から風や地形、ラフやグリーンの状況なども細かくチェックしていた。この日はピン位置を確かめ、バーディーを取るために攻めのゴルフに徹した。石川はスイングに自信がないものだから、どこに飛ぶか分からないという不安がある。今の時点では戦うゴルフになっていない」

 主催者からすれば目玉のペアリングにしたつもりでも、これでは石川にとって嫌みでしかない。

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