松坂大輔に4年16億円!? ソフトバンクの適正価格に待った!
これまでは、巨人と阪神がトップを走っていた。この2球団による争奪戦になっても、巨人も阪神もお互い、「条件はこれくらいだろうな」と金額に想像がついたと思う。
ソフトバンクの場合は頭何個分も飛び抜けている。オーナーである孫正義氏は世界的な大金持ちで、個人資産は2兆円近いといわれる。他の11球団のオーナーとは貨幣価値が違うのかもしれない。松坂獲得資金はポケットマネーの感覚ではないかと思う。
DeNAは、ソフトバンクがどこまでカネを出すか、全く見えなかったはずである。
僕はプロ野球には「適正価格」があると思っている。巨人の中継ぎ左腕・山口鉄也が、最大3年10億円の契約を結んだという。7年連続60試合登板の実績を評価されての「功労賞」的な要素もあると思う。山口のように実績を積み重ね、FAで争奪戦に発展するような一流選手になると、年俸はドンブリ勘定になる傾向がある。とはいえ、その年俸が選手の価値に見合うかどうか、上限はあってしかるべきではないだろうか(いや、生意気言ってスイマセンが……)。