ロペスがDeNA入り クビにした巨人の選手が恐れる理由

公開日: 更新日:

「なんでクビにしちゃったのかな。あんな優良助っ人はいないのに」

 巨人の某選手がこう言った。巨人を自由契約になったホセ・ロペス(31)が12日、DeNAに年俸1億5000万円の2年契約で入団することが決定。球団を通じて「ベイスターズのメンバーになれることを光栄に思います。大変うれしく、大変興奮しています」とコメントした助っ人に、「敵として厄介な相手になりそう」と巨人は早くも警戒心を強めているのだ。

 ロペスは今季、チームトップの22本塁打を記録したものの、打率は.243と低空飛行。安定感に欠ける打撃がクビの一因になったが、選手内の評価は高かった。特に堅実な一塁守備は投手陣から絶大な信頼を寄せられて、「ホセのあの守備なら、打率2割ちょっとでも十分」と言われた。

 今季は粗さが目立った打撃も、昨季は打率.303、18本塁打。毎試合前と試合後に必ずスコアラー室を訪れ、相手投手のデータとビデオを繰り返し見ながら準備と反省をする姿は、日常的な光景になっていた。今年の夏場には少しでも出場機会を得ようと、自ら外野用のグラブを発注。経験のない左翼に挑戦しようと、試合前練習中に黙々と外野で打球を追った。要するに真面目で、そんなところにも「敵にしたら厄介」と巨人ナインが恐れる理由があるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる