男子初メジャーVへ 松山英樹がブチ当たるマキロイ攻略法
■ストロークゲインド・パッティングと最終ホールのグリーン
気になる数字がある。
米ツアーが新たに採用した「ストロークゲインド・ティー・トゥ・グリーン」がある。ショットのスコアに対する貢献度を示す数字で、マキロイは昨季1位で松山は6位。ショットはさして劣っていないのだが、グリーン上が問題なのだ。
パットの出来がどれだけスコアに貢献したかを示す「ストロークゲインド・パッティング」はマキロイの41位に対して松山は156位と成績が悪すぎる。メジャーはマスターズをはじめ、4大会とも超高速設定となる。最終ホールでパット勝負になったときに、しびれずに打ちきれるか、が大きなカギとなる。14年のメモリアルに勝った際に松山は、「パッティングが最近の中で一番いい感触で打てていた。その影響でショットもうまく打てた」と語ったようにパットからゴルフを組み立てるタイプだ。14年マキロイが勝った全英では16打差39位タイ、全米プロは13打差36位タイと直近メジャー2戦では完敗だ。マキロイの勢いを止めるには、ここぞというときにパットを決められるかにかかっている。