<第4回>夏場にニット帽の力士は風俗通い

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 一方で風俗に行くカネにキュウキュウとしているのが幕下以下の力士たち。2カ月に1度の本場所手当といっても、幕下で15万円。相撲部屋に住み込みで衣食住にカネはかからないといえど、まったく使わない、というわけにはいかない。趣味や生活用品購入などの雑費、さらに貯金もしなきゃいけない。

 元力士は「風俗に行く時は小遣いに頼る者が多い」と言う。

「自分が付け人としてついている幕内力士がくれるものです。金額の多寡や頻度はそれこそ人それぞれ。中には本場所の懸賞金を『おまえたちで分けてくれ』とまるまるくれる力士もいる。地方場所の前や巡業中に行う老人ホームや病院などの慰問も、いい臨時収入になります。謝礼として1人当たり数万円包んでくれる上、相撲ファンのお年寄りが小遣いをくれることもある。そのカネで風俗に行くんです」(つづく)

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