松井が本命も…巨人原監督の本音は「後釜に由伸」2つの布石
今季から打撃コーチを兼任する巨人の高橋由伸(39)が昨14日、沖縄・那覇で中井、辻、西武の脇谷、阪神の伊藤隼らと行っている自主トレを公開した。
「コーチ兼任だからってレギュラーを目指していないわけではない」と意気込んだ。4月に40歳になる。「1年でも長く選手ができるように」と話すと、15日のスタッフ会議に「コーチ」として初出席するため、この日のうちに慌しく帰京。会議終了後に沖縄にトンボ返りするという強行日程だ。
キャンプからは「コーチ業」もスタートさせる。選手とコーチの切り替えが難しいところだが、原辰徳監督(56)は「キャンプの練習は、ここまでは選手、それ以降はコーチ。中途半端にコーチと選手と混合した形でやることはない」としている。
言わずと知れた幹部候補生。巨人は将来の監督候補として、OBの松井秀喜(40)を「ポスト原」の有力候補と位置付ける一方で、高橋由の擁立も視野に入れている。“二刀流”という負担の大きい形でも、原監督から勉強させたいのが球団の意向。指揮官もそのつもりのようだ。ある球団関係者が言う。