敵スコアラー脱帽 日ハム大谷はもう「7年目のダル」を超えた

公開日: 更新日:

 このOBが指摘するように、進化しているのは技術にとどまらない。

 昨年のシーズン中のことだ。周囲を仰天させたのは完封した試合の直後だった。当時は高卒2年目。フツーなら神経は高ぶり興奮もする。ロッカールームで大騒ぎの若手も珍しくない。

 が、大谷は違った。興奮するどころか、冷め切った表情。試合後の取材が終わるやいなや、食堂に来て平然と食事をしていたという。

「コーフンしてたのはむしろ球団職員の方。上気した表情で『おまえ、スゴいじゃないか!』と声を掛けたんですが、大谷はハシを手にしたままキョトンとしてた。完封して当たり前、何を騒いでるんですか、と言わんばかりだったそうです」とは別の日本ハムOBだ。

 意識の高さに比例するように、体もさらに大きくなった。体重は昨年より5キロアップ。このOBがこう言った。

「去年キャンプインした時点で筋肉のつき方はダルの3、4年目に匹敵してたといいます。今年もオフにウエートを山ほどやった成果でしょう。それも球団が作ったメニューではなく、自分なりに考えた筋トレをこなしてきたそうです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった