日本協会に難題 スパレッティ氏が不振ミラン監督に急浮上
サッカー日本代表の次期監督候補で、日本協会が最優先する1人といわれる元ASローマ監督のルチアーノ・スパレッティ氏(55)の周囲が騒がしくなってきた。イタリアメディアが17日(日本時間18日)、本田圭佑(28)が所属するACミランの監督に就任するのではと、こぞって取り上げ始めたからだ。
ACミランは現在、国内リーグで11位と低迷。今季から指揮を執るフィリッポ・インザーギ監督(41)の解任説が飛び交っている。クラブの上層部が当面のインザーギ続投を決めたと報じられたものの、イタリアメディアはミランのアシスタントコーチであるマウロ・タソッティ氏(55)や日本代表監督を辞退した前イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ氏(57)らとともに、スパレッティ氏を後釜候補にあげている。
イタリアのスポーツ専門サイト「sportal.it」は、「(インザーギとACミランの)夏の別れは避けられないだろう」と今シーズン限りでの監督交代に言及、「すぐ代役を務められる人物の一人」としてスパレッティ氏の名前をあげている。スポーツ放送専門チャンネル「Eurosport」のイタリアウエブ版でも、「(インザーギが)来年指揮をとる見込みは薄い」と報じ、「スパレッティは現実的選択」と候補の一人にあげた。