楽天 期待の松井裕樹が突然のリリーフ転向…正捕手・嶋の見解は?

公開日: 更新日:

 そう言っていた直後、大久保新監督からその松井のリリーフ転向案が明かされました。改めて嶋に話を聞くと、「抑えの適性はありますよ。去年に比べたら制球は安定してきているし、もともと三振が取れる投手。性格的にも負けん気が強いですから」との返答。

 オフに松井と自主トレを行ったエースの則本はこう言いました。

「ボクと同じくらいの負けず嫌いですから、性格的には向いてる。こいつ、落ち込むとシュンとしちゃいますが、調子に乗らせたら物凄いんですから(笑い)。ただ、コントロールがどうですかね。去年に比べたら成長しているのは間違いないですが、リリーフは走者を置いた場面で、マウンドに上がることもある。緊迫したそういう場面で登板して、制球力が発揮できるか。ちょっと心配。そこをクリアできれば、十分にやれるでしょう」

 ちょうど隣には松井本人がいました。突然のリリーフ転向みたいだけど、どうなの? 本当は先発がいいんでしょ?

「監督から言われたときは正直、2、3日は気持ちの整理がなかなかつきませんでした。でも、今は与えられた場所でしっかり仕事をする、それしか考えていません。今年は(リリーフで)しっかりやりながら、虎視眈々と先発ローテ入りを目指します(笑い)」

 松井のリリーフが機能すればチームにとって大きな武器になる半面、課題の先発陣はいよいよ手薄になります。そこをどうクリアしていくか。先発候補の奮闘と大久保新監督の腕の見せどころです。

【連載】橋本清の取りたて直送便“本音を聞きたい”

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」