中日の連続サヨナラ止めた 阪神・呉“改良ツーシーム”の威力

公開日: 更新日:

 中日ファンは2点を追う九回裏、4試合連続のサヨナラ勝ちを祈ったが、阪神の守護神・呉昇桓の前にナニータ、高橋周、大島が3者連続三振でゲームセット。今季本拠地2敗目を喫した。「(投打とも)もっとひと工夫あれば違っていたのに」と谷繁監督は嘆いた。

 中日ファンを落胆させた呉は、今季7試合目の登板。ここまではピリっとせず、中日との開幕カードも3連投で1セーブ2ホールドを挙げはしたものの、いずれもヒットを許した。この日はこれまでとは別人のような完璧な内容で5セーブ目をマーク。先発岩崎からバトンを受けた2番手金田が今季初勝利を手にした。

 今年、他球団が警戒しているのは呉の改良したツーシームだ。フォークボールは制球が難しいので、これまでのツーシームをシュートしながらより沈む軌道に変えたという。左打者にとっては落ちながら外角に逃げていき、右打者には手元で沈むやっかいな変化球だ。この日は高橋周がこのボールで料理された。

 阪神は借金を3に減らし、17日からは甲子園で巨人を迎え撃つ。最終回に呉が出てくれ、阪神ファンは気持ちよく六甲おろしを歌えるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議