原因は飛行機のシート…ジャンプ高梨が語った昨季の不振

公開日: 更新日:

 ジャンプの女王が「足の短さ」に悩まされていたという。

 ノルディックスキー女子ジャンプの高梨沙羅(18)が21日、スポンサー契約を結ぶ航空会社の新機内シート発表会に出席。日本人の体形に合わせた設計が施されているとあり、実際にシートに体を沈めた高梨は、「座り心地がいいので機内での時間も快適に過ごせます」と話した。

 これまで飛行機での移動は苦痛の連続だった。身長152センチと小柄な体がシートに合わず、機内での休息や睡眠がままならなかったからだ。飛行中に通路を歩き回ることも珍しくなく、「足が短くて床に足がつかない。膝や腰に負担がきて、実際に去年は支障が出たんです」と打ち明けた。

 昨季の高梨はW杯序盤戦から不振が続いた。3月13日の最終戦(ノルウェー)を制して通算30勝目を挙げたものの、序盤の不調が響いてシーズン総合2位に終わりW杯連覇を逃した。さらに今年2月の世界選手権(スウェーデン)では4位に終わって、表彰台にすら立てなかった。

 高梨の小柄な体形は諸刃の剣といわれ、ジャンプの踏み切り、風向きなど好条件が揃えば飛距離が伸びるが、リスクも少なくない。体重45キロと軽量なため助走でのスピードが得られず、踏み切りのタイミングが狂えば失速するケースが多々あった。そこへ、移動による疲労の積み重ねで腰や膝に故障を抱えていたとすれば、飛距離が伸びなかったのも無理はない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる