2割のミスを前提にコースマネジメントを行う
「私にとって“ミスは当たり前”なので、ミスしても、どうダメージコントロールしてスコアメークするか、ゴルフにはそのマネジメント力がいちばん大切なのです(中略)。努力とマネジメントの比率は2:8です。ミスを減らす努力によって良くなるのはスコアの2割ぐらいで、残りの8割はスコアマネジメントということです」
勝間さんは、すべてのショットは目標に対して2割ブレると考えている。方向も距離も2割ブレる。2割ブレても大きなミスにならないクラブを選択し、狙い所を定めているそうだ。
コースマネジメントというと難しく感じるかも知れないが、大事なことはクラブ選択。例えば、池越えで100ヤード打つ場合、110ヤードしか飛ばないクラブだと2割ブレたら池に入る。でも130ヤード飛ぶクラブならばどうだろう。2割ブレても池を越える。ハザードに入れるミスを確実に減らせるのだ。
100が切れない、90が切れないで悩んでいるならば、まずは2割のミスを前提にクラブを選び、2割のミスを前提に狙い所を定める。ハザードに入れるミスを減らすだけで、アマチュアの多くは確実にスコアアップが見込めるのである。
(ゴルフライター・マーク金井)