練習熱心でもスコアが良くならないのは理由がある
先週の女子ツアー、ワールドレディス・サロンパス杯では弱冠20歳のチョン・インジ(韓国)が、2位に4打差をつける通算12アンダーで逃げ切り優勝。日本ツアー初出場、初優勝をメジャーで果たしたのはツアー史上初めてだそうだ。
ボクは現地観戦していたが、チョン選手はとても20歳とは思えない堂々としたプレーぶり。最終日、最終組のプレッシャーをものともせず、一打一打を、あたかも練習場でボールを打っているような感じでプレーしているように見えた。
本題に入ろう。プロとアマチュアの違いはいくつもあるが、アマチュアの多くは練習の成果がコースで出ていない。練習場で打っているようなボールをコースで打てる人はそう多くない。
では、なぜアマチュアはコースで練習の成果が発揮できないのか?
ツアープロのコーチ、石井忍プロは著書「スコアの壁を破る!自分のゴルフの見直し方」(マイナビ)で、その理由をこう分析している。
「アマチュアの多くは練習とコースでのプレーがリンクして(つながって)いません。セパレート状態で練習しているから、コースに出た時、練習場で打てたショットが思うように打てないのです」