記録づくめの女子大生プロ チョン・インジのポテンシャル
韓国ツアーの美人女子大生プロ、チョン・インジ(20)が楽々と逃げ切った。最終日は通算13アンダーからの単独首位発進。73とスコアを1つ落としたが、難設定の高速グリーンで2ケタアンダーパーは1人だけ。日本ツアー初出場でメジャーVは新記録。さらに大会の最年少優勝記録も塗り替えた。
チョンはすでに韓国ツアーで5勝を挙げており、今季1勝で賞金レース首位。世界ランクは24位だ。日本ツアー8勝、今季賞金レース首位のイ・ボミ(26)が「あこがれの存在」と言うが、ボミは世界ランク31位。最終日に75をたたいたボミのほうが萎縮していた。
田原紘プロがこう言う。
「チョンのプレースタイルは自信にあふれており同伴競技者に威圧感を与えていた。とくにパットがすごい。テークバックとパターヘッドの下りてくるスピードが一緒。だから高速グリーンでも距離が合い大きなミスをしない。パットがうまいから飛ばそうともしないし、無理にピンを狙うこともなかった。スイングはもちろん、すべてにおいて無駄がありません。日本の女子プロとはモノが違います」