来季は青木の控えか ジャイアンツがイチローに白羽の矢
青木宣親(33)のジャイアンツが今オフ、マーリンズ・イチロー(41)の獲得に動くという。
今季のジャイアンツの外野陣は開幕から故障者が続出。中堅のパガンは腰痛で開幕を故障者リスト(DL)で迎えると、右翼のペンスは6月に左手首、8月には左脇腹を痛めて離脱した。前半戦は打率3割をキープしてチームを牽引した青木も、7月に左足に死球を受けて骨折で戦列を離れた。
ジャイアンツの外野陣はパガン、ペンスとも複数年契約を交わし、1年契約の青木にしても契約延長が確実視される。シーズン途中に獲得したバード(前レッズ)、デアザ(前レッドソックス)の2人は今季限りで契約が切れるため、今オフは控え外野手の獲得が補強ポイントのひとつになる。
主力が故障がちのため、ジャイアンツのブライアン・セイビアンGMが探しているのはケガの少ない外野手だ。特にベテランを重宝する同GMが白羽の矢を立てているのがイチローだという。
■故障が少ないことが評価材料
今季のイチローは「4人目の外野手」で出番が限られているとはいえ、開幕メンバーの野手では唯一、故障知らず。ここまでチーム2位の126試合に出場している。マリナーズ時代から故障は少なく、40歳を過ぎてもタフネスぶりは健在だ。