エビアン選手権で注目 18歳がメジャーで活躍できるなぜ?

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【エビアン選手権】

 今大会は18歳のプロ2人が注目されている。

 3勝をマークして賞金ランク2位につけるリディア・コ(ニュージーランド)と、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)の2人だ。

 ルーキーのヘンダーソンは昨年12月にプロ転向。ところが米プロ資格は18歳以上の年齢制限があって今季はアマ資格で転戦。

 そして17歳で出場した8月のキャンビア・ポートランドクラシックは、通算21アンダーと2位に8打差をつけて圧勝。この初勝利で入会が認められ、大会初日に18歳になったばかりだった。

 2人とも今季メジャーは好成績を残している。ヘンダーソンは全米女子プロ、全米女子オープンともに5位。コは全米女子オープン12位、全英女子オープン3位だった。

 10代がメジャーで活躍できる理由について小野寺誠プロが説明する。

「昔のスイングはフェースローテーションのためにパワー、技術、経験が必要でしたが、今は道具の進化とともに必要なくなった。体の回転のみでスイングがつくられ、経験の少ない若い選手でもボールが曲がらず飛ばすことができる。さらにスイングがシンプルだから重圧のかかる場面でも再現性が高く、崩れにくいのです」

 若くて怖いもの知らずということも大きい。初日からアクセル踏みっぱなしのいけいけゴルフで逃げ切ってしまうケースがあるわけだ。世界では台頭するプロの低年齢化が進んでいるのがわかる。

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