W杯開催国イングランド敗退危機で日本に“追い風”の可能性
その恩恵を最大限に受けそうなのが、2戦2勝でB組1位のスコットランド。3日の南半球の強豪である南アフリカ(1勝1敗で2位)との対戦では、スコットランドを勝たせるために英国勢寄りのジャッジが続出してもおかしくはない。日本がサモアを下して南アがスコットランドに敗れれば、日本が2勝1敗となり南アを上回る。ともに最終戦である米国戦の結果にもよるが、日本がB組2位で決勝トーナメントに駒を進めることもあり得るのだ。
優勝を狙う英国勢にとっても、南アが1次リーグで姿を消した方が好都合なのは言うまでもないだろう。今回は初戦で日本に苦杯をなめたとはいえ、南アは毎回、尻上がりに調子が良くなるチーム。世界を代表するトッププレーヤーが揃う南アが決勝トーナメントに進むよりも、実力で劣る日本の方がくみしやすいと見ているのは間違いない。
地元イングランドの不調で、1次リーグは今後思わぬ展開になるかもしれない。